資格受験なら資格のマナリンク

澁谷オンライン家庭教師

自己紹介
高校時代には理論物理学者になるつもりで東京大学理科I類に入学しました。大学生時代にさまざまな分野の本を読み漁ったところ自分がいかに無知であるかということに気が付きました。同時に、知的興味が自然科学から人間そして社会科学へと移っていったのです。読書を重ねるうちに、社会の仕組みを理解するには経済学の知識が不可欠だと認識するようになり、経済学研究の中心地で学ぶのが最適だし、若いうちに日本の外の世界を見ておきたいと考え留学することに決めました。その後、東京大学を中退してカナダのトロント大学で学部を卒業、そしてアメリカのプリンストン大学大学院で本格的に経済学を学ぶことになりました。プリンストン大学大学院からは、最高学位である経済学のPh.D.を取得しました。  経済学者としての最初の仕事は、アメリカのインディアナ州立大学で学部生および大学院生を対象に複数の経済学の授業を担当することでした。その後、経済理論だけでは飽き足らず経済学の知識を自ら実践してみようと考え、ワシントンDCに本部があるIMFでエコノミストとして働くことにしました。結局、IMFでは7年間働くことになりましたが、そのうちの2年間(1990∼1992)は、IMFからの日本銀行への出向という形でバブル経済の研究に取り組みました。日銀での研究仲間には現日銀総裁の植田和男や現コロンビア大学教授の伊藤隆敏などがいました。当時の日本はバブル崩壊の真最中で経済学者としては非常にエクサイティングな時代だったと振り返って思います。金融政策の決定メカニズムを内部から見ることができたのはとても有益な経験でした。もっとも日本経済はその後「失われた30年」に落ち込んでいくことになるわけですが、それも経済学者の視点からはとても興味深い出来事だといえます。  IMFでは、Asian Department、Research Department、Western Hemisphere Department、などで働きました。その期間、多数のIMFミッションにも参加し、世界各国の社会経済を調査目的で見て回りました。Research Departmentでは、当時高かった日本の貯蓄率の決定要因、IMFミッションで何度も訪問したカリビアン諸国の観光産業の将来、などについて研究しました。一番仕事的に厳しかったのは当時のアフリカの問題国だったタンザニアへのIMFミッションでした。ホテルのエアコンが壊れていたり、トラベラーズチェックやネクタイピンが盗難されたり、インド系のミッションチーフが仕事のプレッシャーでイライラしていたりと色々大変でした。一番楽しかったのは、インドの南に位置するモルディブ(Maldives)へのIMFミッションでした。あんなに青く澄んだ空と海そしてサンゴ礁の中を泳ぐ熱帯魚や白く綺麗な砂浜を見たのは初めての経験でした。次回は仕事ではなく観光客として訪れてみたいと思っています。  日本の大学では27年ほど学部および大学院で国際金融を中心にさまざまな経済学科目を担当しました。大学では毎年同じことの繰り返しであり、授業やセミナーで相手にする学生は常に20歳前後の若者たちばかりなので、何年たっても自分が年を取って行くことに気が付くことなしに、あっという間に時間が飛んでいきました。  大学で教える傍ら政府やIMF 関連の調査研究の仕事を引き受けたりしながら積極的に活動しました。例えば、政府機関の研究員としてアジア危機の研究をしたり、日本政府が出資しIMFが運営しているJapan-IMF Scholarship Program for Asia (JISPA)の審査委員として活動しました。JISPAは、アジア諸国の優秀な若手官僚および中央銀行職員が日本の大学院が提供する経済学コース(英語)を履修することができる奨学金制度です。JASPAの審査員として、アジア諸国の政府・中央銀行を訪問し奨学生(JASPA Scholars)を送り出す側の多くの意見を聞くと共に、東京大学、一橋大学、国際大学(IUJ)、政策研究大学院大学(GRIPS)などが英語で提供する経済学・公共政策コースの資格審査と内容改善のための提言をしました。  大学を退職した後は、ネイティブ・レベルの英語力を生かして大手大学受験予備校で完全個別指導の英語プロ講師、私立大学で非常勤講師の経験を経て、現在は大手公務員予備校で経済学講師として学生指導に携わっています。  また最近私が翻訳した経済書として、 チャールズ・グッドハート&マジノ・プラタン著、澁谷浩訳『人口大逆転 - 高齢化、インフレの再来、不平等の縮小』、日経BP・日本経済新聞社出版、2022年5月、 があります。本書の内容は、人口動態の大転換によって、世界経済および日本経済は過去30年のデフレから今後30年のインフレ時代に突入していくという経済分析です。本書は、日本経済および世界経済を分析するために必要かつ最も役に立つ情報とアイディアを提供してくれる重要な情報源です。本書は2022年のエコノミストが選ぶ「経済書ベスト10」に上位入選しました。  経済学の指導においては、世界を舞台にした多種多様な経験(トロント大学で学部卒業、プリンストン大学でPh.D.取得、インディアナ州立大学で助教授、IMFや日銀でエコノミスト、日本の国立大学で教授、などの経験)を生かしながら、たんなる経済理論の説明だけではなく、日本経済そして世界経済で起こっている時事問題と経済理論を関連づけながら説明していきたいと思っています。最近の経済問題と理論を関連づけることによって、経済情勢のナラティブとして頭の中に深く記憶として定着するからです。  さらに経済理論の中に実際の経済問題を関連づけることによって経済理論の理解力と応用力を身に付けることができます。公務員面接試験での経済情勢に関する質疑応答の際にも役立ちます。また直近4年目になる公務員予備校での講師としての経験を通じて発見した公務員試験問題解答のテクニックを直接伝授することもできます。加えて、私がIMFや日銀などでの仕事経験から直接学んだ組織の中で成功するために必要な公務員の心構えや行動戦略などもお伝えることが可能です。お楽しみに。
資格(学歴) トロント大学(カナダ)卒業 (東京大学中退) プリンストン大学大学院(米国)卒業 (最終学位) 経済学Ph.D.(プリンストン大学) (職歴) 昭和59年 米国インディアナ州立大学経済学部助教授 昭和60年 IMF(国際通貨基金)エコノミスト 平成1年  日本銀行金融研究所研究員 平成3年  IMF(国際通貨基金)エコノミスト 平成4年  小樽商科大学商学部助教授 平成9年  同 教授 平成11年  経済企画庁経済研究所客員研究員(平成11年2月~平成13年1月) 平成13年  内閣府経済社会総合研究所客員研究官(平成13年2月~平成14年1月) 平成14年  小樽商科大学商学部経済学科長(平成14年4月~平成15年3月) 平成28年  Member of Review Committee for Japan-IMF Scholarship Program for Asia      (平成28年2月~6月) 平成29年  Member of Selection Committee for Japan-IMF Scholarship Program for Asia      (平成29年2月~6月) 平成29年 小樽商科大学定年退職 平成29年 小樽商科大学特任教授(平成29年4月~平成31年3月) 平成31年 小樽商科大学名誉教授       国立大学退職後は、ネイティブ・レベルの英語力を生かして大学受験予備校で完全個別指導の英語プロ講師、私立大学で経済学部非常勤講師などを経験、現在は大手公務員予備校で経済学講師として公務員試験合格に必要な経済学の講義および過去問解答指導しています。
指導/合格実績30年ほど米国および日本の大学で多くの科目(経済学入門、マクロ経済学、ミクロ経済学、国際金融、計量経済学、日本経済(留学生対象に英語で講義)、1・2年生基礎ゼミ、3・4年生ゼミ、ゼミ生論文指導、大学院  生論文指導(主に留学生)、など)を担当してきました。特に日本の大学では、多数の成績不振学生を特別に指導し4年で大学を卒業させた実績があります。  国立大学退職後は、私立大学で経済学非常勤講師、大手大学受験予備校で完全個別指導の英語プロ講師、大手公務員予備校で経済学講師、として学生指導を続けてきました。公務員予備校での講師は今年で4年目になります。  最近、私が指導している公務員予備校の学生がミクロ経済学に自信を無くしたので捨て科目にしようと思っていると相談にやってきました。私は、苦手科目を得点源となる得意科目に転換できれば合格確率が大きく上昇すると言って説得しました。その結果、その学生は最終的に公務員試験で経済学問題を9割正解することができ、現在東京の霞が関で元気に活躍しています。
趣味読書、執筆、ジョギング、サイクリング、家族や友人達と公園散歩、音楽鑑賞、スポーツ観戦、国内および海外旅行、などが私の趣味です。 最近、次のような「日経ビジネス」の記事を書きました。 タイトル「日銀黒田前総裁が見逃した「ポパー理論」 重要なのはデフレ対策ではなかった」(2024年7月19日) https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00351/070900149/?i_cid=nbpnb_top_latest&fbclid=IwY2xjawFp0XpleHRuA2FlbQIxMQABHf8HvwEai6ndwaWMENbFIQj10xhDd2E3pvxXfj6h_vMLIaZOdNheoIkDcQ_aem_S2NQxVUEKnyWuUFRuRikrA
オンライン指導コース

6コース

公務員試験全般12回コース
79,200円(税込み)
1回60
12
  • ミクロ経済学を本格的に学習したい方
  • ミクロ経済学が苦手だが得意科目にしたい方
  • 公務員試験合格のために必要なミクロ経済学をマスターしたい方
コースの詳細を見る
公務員試験全般12回コース
79,200円(税込み)
1回60
12
  • マクロ経済学を本格的に学習したい方
  • マクロ経済学は苦手だが得意科目にしたい方
  • 公務員試験合格のために必要なマクロ経済学をマスターしたい方
コースの詳細を見る
公務員試験全般6回コース
39,600円(税込み)
1回60
6
  • 経済学を勉強したことがない方
  • 経済学が苦手な方
  • ミクロ・マクロ経済学を本格的に学習する前に経済学の基礎を学びたい方
コースの詳細を見る
公務員試験全般8回コース
52,800円(税込み)
1回60
8
  • 過去問解答を通じてミクロ経済学の実力を付けたい方
  • ミクロ経済学を得点源になる得意科目にしたい方
  • 公務員試験合格のために十分なミクロ経済学の実力を身に着けたい方
コースの詳細を見る
公務員試験全般8回コース
52,800円(税込み)
1回60
8
  • 過去問解答を通じてマクロ経済学の実力を付けたい方
  • マクロ経済学を得点源になる得意科目にしたい方
  • 公務員試験合格のために十分なマクロ経済学の実力を身に着けたい方
コースの詳細を見る
公務員試験全般12回コース
105,600円(税込み)
1回60
12
  • 将来IMFエコノミストを目指している方
  • 各国のマクロ経済分析ができるようになりたい方
  • 国際的なエコノミストとして世界を舞台に活躍したい方
コースの詳細を見る