【短期集中合格】小学校教員採用筆記試験対策

決意と熱意が合格への道

なんとなく、採用試験を受けてみよう、とか、合格してから他の仕事と比べてみよう、というような気持ちで教員になると、児童生徒や保護者の期待に添えず、自分自身も教師になったことを疑問に思うようになってしまいます。

私が出会ってきた採用試験の受験者たちには、「合格してからが本番」ということをしっかりと意識できるように促します。

昨今話題になっているように教育現場はどこもとても難しいのが現状です。でもそれは他の業種でも同じですし、保護者には多様な仕事で厳しい現実と向き合っている方々もたくさんいます。

だから、未来にもっともっと自分や身近な人や世界中の人々が幸せになるためにはどうすらばよいかを、子どもたちといっしょに授業を創れる教師になるのだという決意と熱意が必要で、それがあらば合格はな道は決して険しいものではありません。

効率的で納得しながら受験対策をする

特に一次試験の範囲は大変広いです。私は受験当時は一般教養は日常的な興味関心の延長でしたし、教職教養も教育史が主専攻ですので、教育学全般の知識もふつうにありました。

困ったのは専門教養と呼ばれるもので、私にとって日常的ではない教科の内容でした。また、間際まで研究論文の資料収集をしていたので、学習指導要領や教育基本法以外の関係する条例や条文なども何があるのか分からず慌ててしまいました。

ですから問題集を解いてみながら、自分の得意と不得意をきちんと区別して、不得意分野を効率的に勉強するようにしました。

ここで秘密を一つ。現行の学習指導要領やそれに関するものは、分量はそれまでよりもかなり増えましたが、全体に統一感をもって整理されているので、なぜそうなのかを納得しやすく、それぞれの関連をきちんと把握すればかなり効率的に学習できるのです。

そしてこのように学習した内容は、採用試験に合格して学校現場に教員として立ったときに身についていて必ず役に立つものです。

進行中の話題や社会問題も念頭に

日本の教育の現状についてはさまざまな課題があり、毎日のように学校関係のニュースなどを見ることも多いです。それらについては一通り知っておくようにしましょう。

さらには少子高齢化や持続性社会の実現、男女間差別の問題など、子どもたちの近未来に直面する課題がたくさんあります。それらが具体的に試験問題に出るかどうかは別にして、採用試験のために備えることは近未来の社会問題に子どもたちがどう向き合って欲しいかということと直結するものです。

そのように考えると、先にも述べた効率的な学習で要素をきちんと押さえた上で実際のこれからの課題解決のための方法についても念頭に入れておくと、受験勉強もはかどりますし、見慣れない問題と出会ってもそのような備えがあれば自ずと答えが見えてくるものです。

短期間で遠回りに見えてもやるべきこと

短期集中コースと言っても、試験問題が見えていてそこに直結するような準備ができるはずもありません。最初に述べた決意と熱意があれば、多少のめんどくさいこともやり通す必要もう出てきます。

私が指導した学生で現役合格した者たちは、私の秘密の特訓をそれぞれのやり方でこなしていました。これについては生徒様と学習を進めながらそのやり方をお教えしますし、試験までにやり通せたら一次だけでなく二次三次と宝くじを発揮するでしょう。もちろん学校現場でも大変役に立つと教え子たちからの帰りもたくさん寄せられています。

短期集中を10回にしたのは、当然ながらご自身でやらなければならないこともあるからです。それも、問題集や参考書から重要と思われる語句や内容を丸暗記しようとするだけの勉強ではなく、たまたま合格できても本当の力は身に付いていないと思います。

筆記用具を使って自分の手できて書いて勉強すること。今ごろからそんな遠回りな勉強の仕方で間に合うのかと思われるかもしれませんが、短期集中で試験当日に力を発揮するのは、全身を使った勉強だと思いますので、それをできる限り生徒様の日常に合わせてサポートさせていただきたいと考えております。